2019年5月22日(水)

アップル売上高最高 1~3月、自社株買い10兆円

2018/5/2 8:53
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルは1日、1000億ドル(約10兆9800億円)の自社株買いを実施すると発表した。一度に設定する自社株買い枠としては過去最大の規模になるとみられる。同時に発表した2018年1~3月期の売上高は前年同期比16%増の611億3700万ドル(約6兆7155億円)だった。自社株買いと堅調な業績を受けてアップルの株価は時間外取引で一時4%超上昇した。

サービス部門の売り上げが初めて90億ドルを超えた

サービス部門の売り上げが初めて90億ドルを超えた

海外保有資金を米国に還元しやすくなった17年末の米国の税制改正を受けた措置で、四半期配当も16%増やす。具体的な買い付け時期は明らかにしていない。ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は1日の電話決算会見で「金額がかなり大きいので実施には時間がかかりそうだ」と述べた。

アップルによれば、株主還元策を始めた12年8月以降、2000億ドル分の自社株買いを含め、2750億ドルを株主に還元してきたという。過去に設定した自社株買い枠をほぼ消化する見込みがたったため、追加で設定することを決めた。

1~3月の決算は同期としては過去最高の売上高となった。「iPhone」が前年を上回る販売を維持したほか、音楽配信などサービス部門の売り上げが初めて90億ドルを超えた。1~3月期のiPhoneの販売台数は3%増の5221万台、売上高は14%増の380億ドルだった。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電話会見で「『iPhoneX』は1~3月期も毎週、最も人気のあるiPhoneだった」と強調。台湾積体電路製造(TSMC)やサムスン電子などアジアの部品企業の決算発表を機に広がっていたXの「不振観測」を払拭した。

ただ、iPhoneの平均単価は17年10~12月期より9%低い728ドルで、Xの構成比が前四半期と比べて落ちたもようだ。

1~3月期の純利益は25%増の138億ドル、1株利益は2.73ドルと市場予想(2.69ドル)を上回った。アプリを販売する「アップストア」やデータ保存サービスの「iCloud」、音楽配信の「アップルミュージック」といった利益率の高いサービス部門が貢献した。

同部門の売上高は31%増の91億9000万ドルと、日本円換算で1兆円規模となった。各種サービスの有料会員数の合計は2億7000万件に達した。4~6月期についてもiPhoneなどの端末やサービスの堅調さが続くとみており、515億~535億ドルの売り上げを予想した。

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