中3自殺の報告書、黒塗り外せる状態で公開 神戸市教委

2018/5/1 19:09
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神戸市垂水区で2016年に市立中3年の女子生徒(当時14)が自殺した問題で、市教育委員会は1日、第三者委員会による調査報告書を4月26日に市のホームページ(HP)に公開した際、誤って黒塗り部分が簡単に外せる状態になっていたと発表した。翌27日にミスに気づき削除したが、生徒らの個人情報が流出した恐れがあるという。

報告書は自殺の経緯などを第三者委が調べ、昨年8月に作成。資料として市議会に提出されることを受けて市教委が抜粋した文書を作り、個人情報に関わる部分を文書ソフトで黒塗りして公開した。しかしデータをいったん印刷せずそのままPDF化したため、一定の操作をすると黒塗りを解除できる状態だった。

黒塗りした部分には女子生徒が通っていた学習塾に関連する情報や、学校側の遺族対応について記述されていた。公開翌日に職員が気づき削除したが、外部から37件のアクセスがあった。市教委はプロバイダーなどを通して閲覧者へ削除を求めたが、うち22件は削除の確認がとれていない。

市教委の後藤徹也教育次長は記者会見で「不適切な対応だった。遺族に深くおわびする」と謝罪した。行政文書の黒塗りを巡る同様のミスは、法務省入国管理局が開示した文書でも明らかになっている。

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