自動車・医薬などに弱気 アナリストの予想下げ相次ぐ

2018/5/1 20:30
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企業業績の先行きに弱気な証券アナリストが増えている。1日発表の4月末時点のアナリストによる業績予想の傾向をまとめた「QUICKコンセンサスDI」で、自動車などの「輸送用機器」や「医薬品」が、前の月のプラスから一転してマイナスになった。外国為替市場での不安定な円相場や世界の保護主義の広がりなどを背景に、業績の下振れ懸念が高まっている。

DIは金融情報会社QUICKが毎月発表する。アナリストが業績予想を引き上げた銘柄の割合から、下げた銘柄の割合を引いて算出する。マイナスの値が大きいと、市場の業績悪化懸念が強いことを示す。

算出対象の16業種中、10業種でDIがマイナスだった。輸送用機器は前の月のプラス9からマイナス13に転じた。為替が一時円高方向に振れたうえ、米金利上昇で世界景気が冷え込むことへの懸念も出た。医薬品はプラス7からマイナス6に悪化した。最もマイナスの値が大きかったのは「非鉄金属」でマイナス43だった。

全産業ベース(金融除く)もマイナス1で、前の月比6ポイント悪化した。全産業ベースでマイナスになるのは16年11月以来、約1年半ぶりだ。先行きの企業業績に対する投資家の期待値が下向けば、株価の上値を抑える要因になる可能性がある。

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