ゾゾスーツ、大量生産可能な新型 マーカーで計測

2018/5/1 20:00
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新しい仕様となったゾゾスーツ

新しい仕様となったゾゾスーツ

衣料品通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイは、同社がかねて発表していた体型計測用のボディスーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の仕様を変更すると2018年4月27日に発表した。真っ黒のスーツは、全身に白いマーカーがついたスーツに変わる。

■スマホのカメラで撮影、3D処理

既存の仕様はスーツにセンサーを埋め込み、Bluetooth経由でセンサー情報をスマートフォン(スマホ)アプリで読み取ってサイズを計測するというものだった。

新しいゾゾスーツでは、スマホのカメラを使ってマーカーを撮影し、3Dモデルとして内部で処理してサイズを計測する。全身の計測には約3分かかる。新型は大量生産が可能になり、生産コストも大幅に減少するとした。

前沢友作社長は「(旧型は)生産がうまくいかず、皆さまの満足のいく納期や数量確保できないまま今日に至った」と話した。

「年明け早々から、新しいアイデアを模索し、生産改善をしてスピーディーに届けられないかと考え続けてきた。新ゾゾスーツと旧ゾゾスーツを、水面下で並行して進めてきたが、最終的に選択したのが、新ゾゾスーツだった」(前沢社長)

■7月中旬までに配送完了予定

ゾゾスーツの予約は100万件を突破したという。今期600万~1000万件の配送を予定しているといい、4月27日中に4000件を発送。予約済みの顧客には18年7月中旬までに配送完了予定という。

1件当たりのコストは約1000円であることも公表した。今後、利用者が増えてデータが蓄積すると、「マーカー不要、スーツさえ必要なくなるかもしれない。そうすればコストは0~500円程度に抑えられる」(同)とした。

当初、ゾゾスーツの開発については、ニュージーランドのストレッチセンスと将来的に100%子会社化を可能とする「コールオプション契約」を締結する予定だった。今回、新型ゾゾスーツを開発したことにより、本締結を中止すると発表。理由について、契約条件面で合意に至らなかった点や、スタートトゥデイ研究所がより高精度な体型計測技術の開発に成功した点を挙げた。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 染原睦美)

[日経 xTECH 2018年4月27日掲載]

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