きらぼし銀が発足 システム統合で年100億円削減

東京TYフィナンシャルグループ傘下の東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行が合併し、きらぼし銀行が1日、発足した。東京TYフィナンシャルグループは、東京きらぼしフィナンシャルグループへと社名を変更する。
システム統合や、人員の再配置、店舗の統合などにより、2年先のシステム統合後は年間で100億~110億円程度の経費削減を目指すという。
同グループの味岡桂三社長は1日午前の記者会見で「東京都に本店を置く最大の地域金融機関が誕生する」と強調。一方で「合併が目的ではなく、地域で地銀としての存在感を高めるための通過点だ。経営基盤を強化し、質の高い金融サービスを提供したい」と述べた。