2018年10月19日(金)

英内相が辞任、メイ政権に打撃 移民問題対応で引責

2018/4/30 21:01
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【ロンドン=小滝麻理子】英国のラッド内相が29日、辞任した。第2次世界大戦後、労働力として渡英し、英国で数十年間にわたり暮らしてきた移民の一部を不法移民と誤って拘束するなどの不祥事の責任をとった。ラッド氏はメイ首相の信頼が厚く、将来の首相候補ともいわれた実力者。欧州連合(EU)離脱交渉をめぐり綱渡りの政権運営が続くメイ氏に大きな打撃となりそうだ。

この問題は英国の旧植民地のジャマイカなどから受け入れた移民らをめぐるものだ。旅券を持たないこうした移民を不法移民と決めつけ、英政府が国外追放を通告していたことなどが発覚した。

ラッド氏は辞表で「不注意にも議会を欺いた」と説明。不法移民の国外追放に関する内務省の政策について事実と異なる発言をしたと謝罪した。

メイ氏は30日、ラッド氏の後任に、パキスタン系移民の子供であるジャビド下院議員を任命し、事態の収拾を急いだ。

英国はメイ氏が内相だった2010年以降に移民の取り締まりを強化。野党からはメイ氏への批判が高まっており、メイ氏の責任追及が強まるおそれがある。

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