韓国株、鉄道・建設が急騰 南北経済協力にらみ思惑買い

2018/4/30 18:09
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【ソウル=山田健一】4月27日の南北首脳会談の結果を受けて同30日の韓国株式市場で鉄道株や建設株が急騰した。鉄道車両大手の現代ロテムが約3年10カ月ぶりの高値をつけた。27日の「板門店宣言」は、南北経済協力を進める姿勢を明確にした。経済協力は、対北朝鮮の国連制裁があるため直ちに実施するのは難しいが、将来の収益拡大につながるとの思惑が広がった。

30日は制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇する銘柄が相次ぎ、コンクリート素材の釜山産業や中堅鉄鋼の大東スチールが先週末比30%値上がりした。現代ロテムは29%高、建設大手の現代建設は26%高だった。

インフラ関連銘柄に加え、過去の革新系政権で経済協力とのかかわりが深かった旧現代グループが材料視された。韓国取引所全体の売買代金(9兆3395億ウォン=約9520億円)は先週末比1割超増えた。売買代金に占める外国人投資家の比率が20%と先週末より8ポイント低下し、韓国人の投資熱がにじむ。

板門店宣言では、朝鮮半島東部沿岸の「東海線」と、ソウルから平壌を経由して中朝国境付近の新義州に至る「京義線」の2線を明示する形で、鉄道や道路整備をめざす方針が確認された。

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