2018年5月22日(火)

地下水で岩盤風化か 大分の山崩れ、専門家見解

社会
2018/4/29 16:46
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 住民6人が犠牲になった大分県中津市の山崩れで、現地調査した日本地すべり学会(東京)は29日、地下水によって岩盤が風化し、粘土状になったことで地滑りが起きた可能性があるとの見解を示した。現場周辺では新たな亀裂は見つからなかった。

山崩れの現地調査結果について、記者会見する日本地すべり学会の落合博貴会長(29日、大分県中津市)=共同

山崩れの現地調査結果について、記者会見する日本地すべり学会の落合博貴会長(29日、大分県中津市)=共同

 学会によると、崩落した斜面の規模は推計で幅約160メートル、高さ約120メートル。現場の地質は主に数百万年前に火砕流が堆積した硬い岩盤「凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)」とし、斜面中腹の露出した部分が粘土状になっていた。

 落合博貴会長(治山学)は、地下水による浸食の影響を指摘した。

 同学会は林野庁や大分県と合同で27~28日に現地調査した。山崩れは4月11日に発生。山裾の住宅4棟が巻き込まれ、うち3棟に住む男性1人、女性5人が死亡した。〔共同〕

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