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ボルダリング日本勢、W杯で快調なスタート

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2018/5/1 6:30
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2020年東京五輪で実施されるスポーツクライミングのボルダリングのワールドカップ(W杯)で日本勢が好発進した。14日のスイス・マイリンゲンでの開幕戦で20歳の野中生萌(みほう、TEAM au)が2季ぶりに優勝。22日にあった2戦目のモスクワ大会は楢崎智亜(TEAM au)が制した。個々人のレベルアップに加え、国の支援強化によるサポートも奏功しているようだ。複数種目で競う東京五輪に向けた挑戦も始まっている。

野中、終盤も登りに安定感

野中はオフの間の体力強化が実を結び、質の高い登りにつながっている=共同

野中はオフの間の体力強化が実を結び、質の高い登りにつながっている=共同

この2戦で特に質の高い登りを披露したのが野中だ。開幕戦の決勝では全4課題をクリアしただけでなく、登るまでにかかった回数(アテンプト数)の少なさで昨季のボルダリングW杯3勝のヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)らを上回った。オフの間の体力強化により、試合終盤になっても指や上半身で体を支える力を十分に残せることが安定感につながっている。

次のホールドをジャンプしてつかむルートが組み込まれた、決勝の3、4課題で早速その成果が出た。他のトップ選手は持ち手をわずかにつかみ損ねたり、つかんだ瞬間に体が大きく振られて落下したりしてアテンプトを重ねる中、野中は力強い登りを保ってこの2課題を計3回でクリア。今季からチームにトレーナーの帯同が始まり、試合の合間にケアを受けられたことも大きかったといい、「すごく調子がよかったわけでもない中、いいパフォーマンスができた」と納得の表情だった。

昨季の野中はW杯7戦のうち2位1回、3位4回。日本は国別ランキングで世界一ながら、昨季は第一人者の野口啓代(TEAM au)とともに優勝を逃し続け、ガンブレッドや総合優勝したショーナ・コクシー(英国)にやや離された感もあった。

だが、今季2戦目のモスクワ大会の決勝でも、野中は優勝したガンブレッドと全く同じ成績を残した。準決勝の成績の差で2位となったものの、この2戦で続けて3位に食い込んだ野口を含め、2人が改めて世界トップレベルにいることを印象づけた。日本代表の安井博志ヘッドコーチ(HC)も「挑戦者的なところから、精神的な強さが出てきた」と評価する。

男子は楢崎智が本領発揮

2季前のW杯年間王者の楢崎智も上々の滑り出し。開幕戦で2位につけると、2戦目の決勝4課題目では離れた場所に置かれたホールドに飛びつくルートを難なく攻略。3課題目を終えた時点の2位から、見事な逆転優勝をつかんだ。

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