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熊本城のしゃちほこ 大天守への設置完了

(更新)

熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の天守閣「大天守」で28日、しゃちほこの設置工事が完了し、地震後初めて屋根の上に2体のしゃちほこがそろった。熊本のシンボルの復旧に、見物客らからは拍手や歓声が上がった。

熊本城天守閣の大天守に設置されたしゃちほこ(28日午後、熊本市提供)=共同

熊本城のしゃちほこは地震で落下して破損。新たに作られた高さ119センチ、重さ100キロのしゃちほこはこの日、地上30メートルの大天守に向かってゆっくりとクレーンでつり上げられ、設置作業が行われた。

熊本市北区の会社員、中村敏嗣さん(52)は「復興の大きな一歩だ」と感無量の様子。子供の時から見てきた熊本城の被災で気分も落ち込んでいたという。大天守の上にしゃちほこが上がると「ようやく安心できた」と笑顔を見せた。

同市中央区の会社員、坂本龍也さん(34)も「元気がもらえる」と話した。連れてきた長男(4)と次男(2)とともにしゃちほこを見上げ「熊本城が完全に復旧したら大きくなった息子たちと一緒に見たい」と感慨深げだった。

熊本城の大天守(後方右)へ設置するしゃちほこをバルーンを上げて見送る子供たち(28日、熊本市中央区)

同日はしゃちほこに触ることができるイベントやセレモニーも開かれた。しゃちほこを制作した鬼瓦職人で先代の制作者の息子でもある藤本康祐さん(58)は「熊本の人が少しでも前向きになるきっかけになれば」と力を込めた。

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