和歌山市の衝撃 郊外開発の規制強化再び
限界都市 NIKKEI Investigation
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2000年の地方分権改革で市町村に都市計画の権限が移ってから、郊外開発の規制を緩める動きが相次いだ。その結果、住宅や店舗が無秩序に広がり、多くの自治体が頭を抱える。こうした流れを止めようと規制緩和の見直しに動いたのが和歌山市だ。だが、課題解決にはほど遠く、地元では困惑の声も出ている。
住宅が数珠つなぎに
和歌山市郊外の岡崎地区。昨年11月に訪ねると、田畑が広がる中で新しい一戸建てが連なる風景に出くわした。「のどかな環...
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