パッケージ 8年ぶり刷新 「ムヒ」の池田模範堂、女子大生とコラボ
かゆみ止め薬「ムヒ」を製造する池田模範堂(富山県上市町)は26日、ポケットサイズのムヒのパッケージを8年ぶりに刷新したと発表した。女子大学生の協力を得たデザインで、化粧品などと一緒に持ち運びやすくした。流行に敏感な若年層の需要を開拓し、販売のてこ入れを狙う。

対象はかゆみ止め薬の「ポケムヒS」と「ポケムヒSハローキティ」。関東地方の女子大生との座談会を企画し、デザインコンセプトを決定した。夏や南国を意識した背景イラストは、学生から好評だった手書き風にした。ハローキティの耳には、リボンの代わりにハイビスカスをあしらった。

このほか、子ども向けのばんそうこう「ムヒのキズテープ」など2品目も刷新した。「アンパンマン」のイラストを従来より強調したほか、デザインに統一感を持たせて店頭で目立ちやすくした。10年ぶりと8年ぶりのリニューアルだ。
ポケムヒSは内容量が15ミリリットルと小型で持ち運びしやすいのが特徴で、希望小売価格は594円。ムヒのキズテープは一枚一枚にアンパンマンのキャラクターをあしらっており、378円。
同社の2017年11月期の売上高は167億円。パッケージを相次いで刷新するなど若年層向けの販売を強化し、18年11月期には170億円の売り上げを目指す。