インドネシア配車大手ゴジェック、コンテンツ配信参入へ

2018/4/26 20:17
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【バドゥン(バリ島)=谷翔太朗】インドネシア配車アプリ大手のゴジェックは26日、映像コンテンツ産業に参入する意向を表明した。自社で映画などを配信するサービスを行うほか、ドキュメンタリー動画の作成などのためのスタジオも立ち上げる。配車アプリ市場の競争が激化する中、配車以外にもサービスを拡充する動きが相次いでおり、映像コンテンツ事業もてこに利用者の囲い込みを狙う。

インドネシア配車大手のゴジェックはコンテンツ配信に参入する=沢井慎也撮影

同社の幹部が同日、バリ島で開かれている各国のメディア幹部が集まるサミットで明らかにした。独自の映像コンテンツを作成する「ゴースタジオ」と、そのコンテンツを配信する「ゴープレイ」を立ち上げる。利用者は一日単位、週単位、月単位での課金モデルを選べる。コンテンツの作成には、ゴジェックの保有する利用者の好みや癖などのデータが生かされる。

たとえばゴジェックでは、利用者が女性ドライバーを配車された場合、偏見から利用をキャンセルする割合が高い傾向があるという。同社はこういったデータをもとに、女性ドライバーを追ったドキュメンタリー動画を既に作成したという。

ゴジェックが映像コンテンツビジネスに参入する背景には、インドネシアでの配車アプリ市場の競争激化がある。

4月上旬には東南アジア配車最大手グラブ(シンガポール)が米ウーバーテクノロジーズの域内事業を吸収、運営を開始した。インドネシアの配車アプリ市場は事実上、ゴジェックとグラブの一騎打ちとなっている。

両社は宅配や決済など、配車以外の領域でも争っており、ゴジェックは独自にコンテンツを作成・配信することで、利用者の囲い込みを狙う。

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