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阪神・鳥谷、打撃不振 連続出場大台達成へ試練

2018/4/28 6:30
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プロ15年目のシーズンを迎えた阪神の鳥谷敬が苦しんでいる。打撃の調子が上がらず、代打や守備固めでの途中出場も多い。ルーキーイヤーの2004年9月から続く連続試合出場は、順調なら今季中に2000の大台に到達するが、あまりの不調ぶりに不穏な空気も漂う。

4月15日のヤクルト戦。初回の第1打席で鳥谷のバットから久々に快音が響いた。甲子園の右中間フェンスを直撃する二塁打。この後、福留孝介の安打で先制のホームを踏んだ。鳥谷にとっては4日のDeNA戦以来、18打席ぶりの安打だった。

鳥谷は打撃の調子が上がらず、スタメン落ちするケースが多い=共同

鳥谷は打撃の調子が上がらず、スタメン落ちするケースが多い=共同

この試合で鳥谷は四回に左前打、七回には中前適時打を放ち、3安打の固め打ち。適時打ではさすがに笑みがこぼれたが、試合後のコメントは淡々と「感覚は悪くない。これを続けていきたい」。金本知憲監督も「本調子はまだ」という見方だった。

実際、なかなかトンネルの出口が見えない。次の18日の中日戦は無安打。19日は代打の1打席のみ。20~22日の巨人戦も先発出場は20日だけで、この間は11打席連続で安打なし。選球眼の良さを生かした四球も持ち味だが、これも1つだけだった。

先発で出る際の定位置は「2番・二塁」だが、開幕から約20試合で先発出場は半分以下にとどまる。二塁のスタメンを上本博紀、西岡剛らと争い、主に相手先発が左腕のときは左打ちの鳥谷がスタメンを外れた。

22日の巨人戦ではついに相手先発が右腕・野上亮磨にもかかわらず先発落ちし、右の上本が1番・二塁で出た。チーム打率、得点ともリーグ最下位(成績はすべて24日現在)と打線は絶不調。ほしいところで適時打が出ず、つながりも悪い。そんな状況に金本監督は業を煮やし、打撃好調の上本、糸原健斗を1、2番に持ってきたのだ。

投手陣が踏ん張る一方、打線低迷でチームの勝率は5割前後をうろうろ。こういう状況だから、打線のてこ入れを優先せざるを得ない。この状況が続くなら、打率1割台の鳥谷の出番はますます減る恐れすらある。

打席を重ねて調子を上げることが許されないのは、鳥谷にとって少し気の毒な感じもする。昨季、長年守ってきた遊撃から三塁へコンバート。今季はさらに大山悠輔を三塁で育てるチーム方針で、二塁に移された。

それでも、自らのバットで結果を残す以外に道はないのがプロの世界だ。連続試合出場は1900を超え、23日に死去した1位・衣笠祥雄氏(広島)の2215まで残り約300だが、そこに至るまでにはいばらの道が待ち受ける。

(影井幹夫)

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