2018年11月18日(日)

トヨタ、中国で自動運転実験 主戦場、EVも重視

2018/4/25 23:00
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【北京=大本幸宏】トヨタ自動車は25日開幕した北京国際自動車ショーで、中国で自動運転の実証実験を始める計画を明らかにした。中国のライドシェア最大手を中心にトヨタなども参加する企業連合で、1月発表の電気自動車(EV)自動運転サービスの枠組みを活用することも表明した。電動車の拡販を中核にEVなど次世代技術でも主戦場の中国を重視する姿勢を鮮明にした。

北京国際自動車ショーの開幕にあたって記者会見するトヨタの小林一弘専務役員(25日)

中国での技術開発などを担当する中尾清哉常務役員が記者会見し、自動運転について「中国での実証実験を始める準備を進めている」と明らかにした。トヨタは死亡事故を受けて米国での実験の中断を決めている。中国でも「事故ゼロが最重要」とし、道路事情などを考えると「特有のシステム開発が絶対に必要だ」と述べた。時期や場所については明言しなかった。

トヨタは中国ライドシェア最大手の滴滴出行が24日発表した自動車世界大手や部品大手などが参加するカーシェアリングの企業連合にも参加する。同連合では低コストの専用EVを共同開発し、消費者が必要なときに安価に利用できる仕組みをつくる計画だ。トヨタの関わり方について山岡正博常務役員は「(1月に米国で発表した自動運転車を使ったサービスの)『e―Palette(イー・パレット)』の枠組みで滴滴と協業していく」と話した。2020年代前半に実証実験を始める計画だ。

トヨタは18年に中国での販売計画を前年比約9%増の140万台とする計画を示した。世界販売の15%に相当する規模まで拡大する。中国で部品生産の効率や質を高めた手法「TNGA」を取り入れた多目的スポーツ車(SUV)2種類を18年半ばに売り出す。

現状、中国でのTNGAの車両は「カムリ」のみで少数にとどまるが、対応車を追加し20年までに販売車の比率を約7割まで高める。トヨタで中国本部の本部長を務める小林一弘専務役員は「中国は大変伸びしろがある。甘い市場ではないが一歩一歩、台数やシェアが伸びるようにしていきたい」と話した。

トヨタは同日、「カローラ」などで初めてとなるプラグインハイブリッド車(PHV)を初公開したほか、20年に小型の多目的スポーツ車(SUV)をベースにしたトヨタブランドの電気自動車(EV)を発売することも発表した。

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