2019年5月25日(土)

ジブリパーク、22年度開業へ まず5区画を整備

2018/4/25 21:30
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ジブリ映画の世界を体感する施設として愛知県が整備を目指す「ジブリパーク」について大村秀章知事は25日、基本デザインを発表した。「ハウルの動く城」や「もののけ姫」など様々な作品をモチーフに愛・地球博記念公園(同県長久手市)内に5つのエリアを整備する方針だ。県は今後、基本構想や設計の作業を進め、2022年度中のパーク開業を目指す。

ジブリパークの基本デザインのもののけの里エリア (C)Studio Ghibli

愛・地球博記念公園内5ヵ所を整備する (C)Studio Ghibli

「日本を代表するコンテンツであるジブリを世界に見てもらう。(ジブリパークを)日本文化の発信地にする」。大村知事は同日、いつもの記者会見室より広い県庁本庁舎2階の講堂で、スタジオジブリが描いた基本デザインのイラストを並べて1時間以上にわたって説明した。

県は昨年6月に「愛・地球博の理念を継承する」として「ジブリパーク」構想を発表していた。これを踏まえ今年3月30日、スタジオジブリと確認書を締結した。(1)22年度中のパーク開業を目指す(2)県がパークを整備し、スタジオジブリが必要なデザインを作成してパーク構想の企画監修をする(3)両者は今後、整備と管理運営で協議を続けて早期に基本的な合意をする――と決めた。

今回発表した基本デザインは5つのエリアそれぞれで、映画の世界をどう実現するかを表している。例えば「青春の丘エリア」では既存のエレベーター棟を改装し、「ハウルの動く城」のようにジブリ作品にみられる19世紀末の空想科学の要素をデザインに取り入れる。

「もののけの里エリア」では映画「もののけ姫」に出てくる「タタラ場」をモチーフにした建物や「タタリ神」などのオブジェなどを配置し、公園内にある日本的な里山の風景を生かす。9月末に閉館する温水プールの建屋を生かし「ジブリの大倉庫エリア」として展示室や子どもの遊び場をつくる。

大村知事は記者会見で「第1期として5つのエリアを作り込みたい」と語った。一方でジブリパークは「何年たっても完成しない」とも述べ、開業後も更新や拡張を進め、高い集客力を維持したい考えを示した。

「作り込む過程ではどれだけ図面がいるかわからない。膨大な作業になるだろう」。大村知事はそう語り、総事業費についても「(メドは)まったくない」とした。

県は今年度中に基本構想や基本設計を詰めるが、事業負担の詳細や運営方法など課題は多い。今後は実現に向けた具体的な計画づくりが焦点となる。

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