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まず下半身 足踏みスイングで飛距離アップ(2)

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2018/5/7 6:30
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 米PGAツアーで活躍するトッププロのスイング解析や、世界一流のコーチたちから最先端のコーチングを学んでいる吉田洋一郎プロ。それだけに吉田プロのレッスンはゴルファーの潜在能力を最大限に引き出すとの高い評価がある。今回は飛距離アップをテーマにレッスンをしてもらった。
(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.38」から)

「ディスプレーのスイングを見てください。アドレスから最初に手でクラブを引いて、次に上半身、その上半身につられて下半身が動き出すというバックスイングです。ダウンスイングでも手が先に下りて上半身が動き、それにつられて下半身が動きます。その後は上半身が動き、下半身が回るという順番になっています。この順番では下半身は能動的には使えません。逆に下半身が動いてから上半身が動くという順番のスイングになってほしいのです。そうすれば、クラブがより速く振れるようになって、ヘッドスピードも上がりますよ」

そう指摘されればうなずくしかない。「上半身→下半身」の順番ではいくら頑張って振っても飛距離アップは望めないということなのだ。

「極端にいえば、上半身だけで振っているスイングなわけです。つまり、椅子に座ってクラブを振っているのと変わらない。宙に浮いて打っているようなものです。これでは飛距離は出ないですよね。でも、そういったスイングは日本人にはとても多い。最初にボールに当てることを念頭にスイングを覚えたからでしょう」

まさにその通り。ゴルフを始めたとき、いきなり練習場でボールを打ったのだから、空振りをすることだけは避けたかった。よって、下半身が使えないスイングになってしまったのだろう。

空手の瓦割りのように両腕をだらんと下げ、左足かかとを上げながら右腕を上げ、左足かかとを踏み込んで右腕を下に押し込む

空手の瓦割りのように両腕をだらんと下げ、左足かかとを上げながら右腕を上げ、左足かかとを踏み込んで右腕を下に押し込む

「ですから、飛ばそうとすると、皆さん上半身を速く回して手を速く振ろうとしますよね。しかし、このやり方では大してヘッドスピードはアップしませんし、逆にヘッドと一緒に手が動いて飛ばなくなってしまうこともあります。さらには、体がブレて当たらなくなってしまう。飛ばしたいのなら下半身を使うことです」

そこで、今38号で登場しているサム・スニードの「スニード・スクワット」のことを話してみた。

吉田プロは言う。

「スニードをはじめ、ベン・ホーガンら昔のプロは下半身を使って出力を上げていましたよね。今でも女子プロやジュニアら力のない人は下半身のジャンプ力を使って飛距離を出していますよ」

それをアマチュアも参考にすべきなのだ。

「ヒントは『スニード・スクワット』にもあります。床反力、つまり地面反力。地面に足を踏みつけて、その反発力をスイングに使うわけです。女子プロやジュニアのジャンプも同様ですよね。地面を踏んで飛び上がる。地面を押した反動を使うのです」

宙に浮いた状態で打つのとはまったく逆だ。

「足を踏ん張ると思いがちですが、頑張る必要はありません。内力をぶつけて外力に変えればいいだけです。踏ん張るのではなく、踏むだけでいい。つまりは自分が頑張るのではなく、力をもらえばいいわけです。なので、足が疲れることもない。毎日でもラウンドできますよ。プロは毎日プレーしても筋肉痛にならない。足の使い方がわかっているからです」

確かに我々は毎日ラウンドなどできるわけもない。とはいえ、はるかに年上の70代や80代の先輩たちの中には毎日プレーしている人もいる。きっと力の使い方が上手なのだろう。

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