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NEC、ロボットが高齢者見守り 愛媛県西条市で実証

日経クロステック
高齢者自宅での利用イメージ(出所:NEC)

NECは、愛媛県西条市がスマートシティー構築トライアル事業の一環として行う「高齢者見守り支援サービス」において、コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i(パペロ アイ)」などの情報通信技術(ICT)ソリューションの提供とサービス支援に取り組む。2018年4月20日に発表した。NECはこの実証を通じ、見守りサービス向けソリューションの実用化や、生活支援サービスのさらなる充実を目指す。

西条市は18年5月から同サービスの参加希望者を募集し、同年7~9月の3カ月間で実証実験を実施する。その結果を分析し、19年4月からサービス提供を開始する予定である。

今回のサービスは、一人住まいの高齢者の安心・安全な暮らしをサポートするとともに、高齢者と離れて暮らす家族とのコミュニケーションを豊かにすることが目的。顔検知機能や発光ダイオード(LED)ランプによる感情表現などのロボティクス技術、音声認識の人工知能(AI)技術、さらにクラウドサービスを融合させることで、高齢者と家族だけでなく、自治体や関連団体の職員(ケアマネジャーなど)も見守りに連携できる。

サービス全体は、高齢者宅に設置するPaPeRo i、これに接続するディスプレー、音声認識AIとの連携や交流サイト(SNS)機能を持つクラウドサービス、家族が使うスマートフォン(またはパソコン)で構成する。

ロボットが高齢者を1日3回撮影し、温度や湿度とともに写真をSNSに送信することで家族やケアマネジャーと共有できる「見守り」、家族が撮影した写真やビデオ、テキストのメッセージを見守り対象の高齢者に送信できる「コミュニケーション」、高齢者がロボットに話しかけると天気予報やニュースの情報を音声に変換して教えてくれる「音声リクエスト」の3種類の機能を備える。

「高齢者見守り支援サービス」の全体イメージ(出所:NEC)

PaPeRo iは、NECプラットフォームズが16年7月に出荷開始したロボット型オープンプラットフォーム。撮影用カメラ、顔認識用カメラ、温度・湿度・光度などのセンサーを装備し、音声認識機能やテキスト読み上げ機能を搭載するほか、クラウド型AIとの連携にも対応する。クラウドサービスは、PaPeRo i開発パートナーのコンロッド社によるクラウドサービスに、独自仕様(家族以外も一緒に見守りが出来る機能)を加えて使用する。

(スプール 近藤寿成)

[日経 xTECH 2018年4月23日掲載]

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