韓国GM労使が暫定合意 法的整理回避へ前進

2018/4/23 19:08
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【ソウル=山田健一】米ゼネラル・モーターズ(GM)の韓国法人、韓国GMは23日、労使交渉を実施し、赤字が続く経営の立て直しのため労使が歩み寄ることで暫定合意した。合意に伴い、韓国GMが同日夜に予定していた法定管理(日本の会社更生法に相当)申請に向けた取締役会決議は見送られた。破綻の危機はひとまず回避され、今後は米GMと韓国政府との交渉に焦点が移る。

暫定合意案の詳細は非公表だが、労組側は賃上げの凍結や福利厚生費の削減を受け入れたもよう。経営側は南西部の群山工場閉鎖後の職場が決まらない約680人の従業員の雇用に配慮する。

労組は、近く実施する組合員投票で賛成票が過半を占めれば、暫定案を正式な合意とする。韓国GM首脳は23日、今後について「GMが韓国政府と(同政府系の)産業銀行の支援を受け、経営正常化案をまとめることが大事だ」と強調した。

米GMは韓国政府に税金の減免、韓国GM株を17%保有する産業銀行には韓国GMへの追加投資を求めている。一方、同行は米GMに対し、韓国GMへの債権を株式化した上で減資するよう要求。双方の主張には隔たりがあり、再建への道筋はなお不透明だ。

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