2019年4月23日(火)

G7外相、北朝鮮に核廃棄要求 中短距離ミサイルも

2018/4/23 9:06
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河野外相(右から2人目)が参加したG7外相会合の討議(22日、カナダ・トロント)=代表撮影・共同

河野外相(右から2人目)が参加したG7外相会合の討議(22日、カナダ・トロント)=代表撮影・共同

【トロント=甲原潤之介】カナダのトロントで22日開幕した主要7カ国(G7)外相会合は初日の討議で、北朝鮮情勢を話し合った。日本政府の説明によると、北朝鮮に核廃棄を求め、非核化が実現するまで最大限の圧力を維持する方針で一致した。中・短距離ミサイルを含むすべての射程のミサイルの廃棄をめざす立場も共有した。

河野太郎外相は協議後、記者団に「核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の中止は前向きな動きとして歓迎しつつ、核武装した北朝鮮は決して認められないと申し上げ、完全に一致した」と述べた。7カ国のなかで北朝鮮に対する制裁緩和についての意見は「全くない」と説明した。

北朝鮮は核実験やICBM発射実験の中止を発表したが、最大の焦点である核の廃棄には踏み込んでない。日本を射程に入れる中・短距離ミサイルの発射中止についての言及もない。G7は核廃棄を求め、非核化に向けた一段の行動を促した。

河野氏は北朝鮮が公海上で他国の船から制裁対象品を受け取る「瀬取り」への対応について各国に支援を求めた。日本人拉致問題の解決への協力を要請し、賛同を得た。

シリア情勢では、アサド政権を支援したり欧米の選挙に介入したりするロシアに批判が相次いだ。河野氏は化学兵器の使用者を特定する国際的な枠組みが必要だと提案した。

欧米など6カ国とイランが2015年に結んだ核合意についても議論になり、河野氏は記者団に「核合意の継続的かつ完全な履行が不可欠との意見が多かった」と述べた。トランプ米大統領はイランが合意を履行していないとして離脱も視野に入れており、欧米間で意見の隔たりがある。米英仏独の外相は22日夜、G7会合とは別に4カ国の会談を開く。核合意をめぐって協議するとみられる。

G7外相会合は22日に開幕し、1日目は中東や北朝鮮問題を中心に協議した。23日に共同声明をまとめ、閉幕する。

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