2019年3月22日(金)

米財務長官、対日FTAに意欲 訪中も検討

2018/4/22 5:42
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【ワシントン=河浪武史】ムニューシン米財務長官は21日の記者会見で、日本との新たな通商協議で2国間の自由貿易協定(FTA)の締結を目指す考えを表明した。「2国間協議によって自由で公正かつ互恵的な貿易を求める」と主張し、対日貿易赤字の削減を求めていく考えだ。また、中国との貿易摩擦の解決に向けて、近く訪中する意向も明らかにした。

記者会見するムニューシン米財務長官(21日、ワシントン)=AP

ムニューシン氏は20日閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などに参加し、ワシントンの国際通貨基金(IMF)本部で記者会見した。対日FTAの締結を目指すかと問われて「その通りだ」と明言した。

日米は17~18日に米フロリダで首脳会談を開き、新たな通商協議を開始することを決めた。日本は同協議で米国に環太平洋経済連携協定(TPP)復帰を呼びかける考えだが、トランプ大統領は「一対一の2国間協定」を求めており、両国間の思惑にはズレがある。

米政権は巨額の中国製品に追加関税を課す対中制裁案を公表している。ただ、水面下では制裁回避も視野に貿易不均衡の解消策を模索しており、ムニューシン氏は記者会見で「中国を訪れることを検討している」と明らかにした。米中協議の時期や具体的な内容は答えなかった。

G20会議では米国が仕掛ける鉄鋼・アルミニウムの輸入制限などに強い批判が出た。ムニューシン氏は「(不均衡を解消する)互恵的な貿易を求めているだけで、保護主義ではない」と反論した。日本は輸入制限の適用除外を求めているが、ムニューシン氏は「詳細に触れるのは避けたい」と述べるにとどめた。

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