2019年3月20日(水)

「麻生氏辞任で審議復帰」 野党が条件、要求強める

2018/4/21 22:46
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野党は21日、福田淳一財務事務次官のセクハラ疑惑を踏まえ、麻生太郎副総理兼財務相が引責辞任することによって国会正常化を図るよう与党側へ要求を強めた。立憲民主党の枝野幸男代表が「与党は審議できる状況を整えていない」と厳しく批判。麻生氏辞任などを国会審議への復帰条件と位置付けた。

自民党の石破茂元幹事長は、森友、加計学園問題などを含む一連の政府の不祥事に関し「経験したことのない風当たりの強さだ」と危機感を表明した。

枝野氏は札幌市で記者団に「安倍晋三首相が『うみを出し切る』と言うなら具体的行動を示すべきだ。ボールは与党側にある」と述べ、政権側に事態打開の責任があると主張した。

希望の党の玉木雄一郎代表は神奈川県厚木市で、セクハラ疑惑発覚後の財務省の不手際に触れ「麻生氏辞任は免れない」と記者団に言及。民進党の増子輝彦幹事長は金沢市で「6野党の申し入れに与党はゼロ回答だ。現時点で審議に応じられないのは当然だ」とした。

一方、石破氏は岩手県釜石市で記者団の質問に答え「時間がたてば国民は忘れるだろうとは、間違っても思ってはいけないし、国民をなめてはいけない」とくぎを刺した。「政権が続く限り支えるのは当たり前だ」とした上で、政権に注文や苦言を呈することを「『後ろから鉄砲を撃つ』などと封鎖するのは健全と思わない」と指摘した。

自民党の森山裕国対委員長は神戸市で講演し「今国会は重要な法案を抱えている。法案を人質にして審議が止まるのは決していいことではない」と野党の姿勢を批判。麻生氏辞任要求に対しても「国会が決めるのは筋が通らない。野党の抵抗に屈しては国の行く末を間違う」と突っぱねた。

野党6党は、麻生氏辞任のほか、加計学園問題での柳瀬唯夫元首相秘書官の証人喚問など4項目の実現を与党側に求めている。〔共同〕

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