北朝鮮、拘束米国人3人の解放約束か 首脳会談時
【ワシントン=永沢毅】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は20日、北朝鮮に拘束されている米国人3人の身柄を巡り、北朝鮮が米朝首脳会談に合わせて解放することを約束していたと報じた。先に北朝鮮を訪問したポンペオ米中央情報局(CIA)長官に対し、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が語ったという。
北朝鮮が拘束しているのは、平壌科学技術大学の教授として招いていたサンドク・キム氏、同大の運営に従事していたキム・ハクソン氏ら3人。解放が実現すれば、関係改善の象徴的な動きと言えそうだ。
同紙によると、首脳会談の開催地は、中立国スイスのジュネーブか東南アジアのシンガポールが候補に挙がっている。6月8~9日にカナダで開かれる先進7カ国(G7)首脳会合後にずれ込む可能性もあるという。