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3・11の星空、2作目制作へ 仙台市天文台が再現

東日本大震災が起きた2011年3月11日の星空をプラネタリウム番組「星空とともに」で再現し、全国で投映を続ける仙台市天文台が「第2章」の制作に乗り出した。新たなエピソードを加え、学校や公民館でも上映できるようにDVDを作成する計画で「被災地に心を寄せるきっかけに」と期待している。

プラネタリウム番組「星空とともに」の一場面(仙台市天文台提供)=共同

1作目は、停電し真っ暗になった被災地で眺めた星空を、震災の記憶として残したいとの思いから、12年にスタッフ2人で制作。震災当日の仙台の街並みと上空の映像とともに、「流れ星は天国へ向かう魂だというエピソードが頭をよぎり、耐えられなくなって目を伏せた」といった被災者17人の言葉を紹介した。

当初は仙台市天文台だけの上映だったが年々規模が拡大し、18年は21都道県32施設に。企画者の大江宏典さん(44)は予想以上の反響に驚いた。

プラネタリウム番組「星空とともに」の第2章を制作する仙台市天文台の大江宏典さん(3日、仙台市)=共同

「プラネタリウム設備のない学校でも上映したい」「後世に残して」。全国から寄せられた声にも後押しされ、大江さんは2作目の制作を決意。今年3月、インターネットで資金を募るため、クラウドファンディングを始めた。2作目では被災者数人に焦点を当て、当時の様子や星空に対する今の思いを紹介する。

完成は19年1月ごろの予定で、同年3月の公開を目指す。2作目を収録したDVDは営利目的でないことなどを条件に、無料で提供する考えだ。

「震災時、多くの人が満天の星の下で『私たちは宇宙にある地球という星に生きている』と感じたはず。プラネタリウムを通じて、この星に生きる意味をぜひ考えてほしい」と話している。〔共同〕

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