首相「責任を痛感」、不祥事を陳謝 桜を見る会

安倍晋三首相は21日、自らが主催する「桜を見る会」を東京・新宿御苑で開いた。セクハラ疑惑による福田淳一財務次官の辞任表明など一連の不祥事を踏まえ「行政の信頼を揺るがす事態となり責任を痛感している」と陳謝。「全容を明らかにしてうみを出し切り組織を立て直していく。首相としてその責任を果たしていく決意だ」と述べた。
御苑内の桜はすっかり散り、緑が生い茂る陽気の中での会合となった。首相は第2次安倍政権発足から6年目を迎えたのを念頭に「(第2次政権ができて)最初の桜を見る会で『今年もこの桜のように賃上げの花が咲けば良い』と申し上げた。残念ながら桜はないが、6年連続賃上げは続いている」と強調。「葉桜の にぎわいありて 会かさね」と自作の句も披露した。