2019年5月24日(金)

ボーイング、統合会社に80%出資で調整 地元紙報道

2018/4/21 6:48
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【サンパウロ=外山尚之】米ボーイングとブラジルの小型旅客機大手エンブラエルの事業統合に向けた交渉が最終段階に入ったことが明らかになった。ブラジル地元紙によると、両社の商用機部門を統合した新会社を設立し、ボーイングが80.01%、エンブラエルが19.99%を出資する方向で調整しているという。ブラジル政府は同案に前向きな姿勢を示しており、統合に向けた障壁はなくなりつつある。

有力紙エスタド・ジ・サンパウロが報じた。ボーイングとエンブラエルがそれぞれ商用機部門を分離させ、新たに設立する共同出資会社に集約する。これまでボーイングは最大で90%の出資を望んでいるとされていたが、ブラジル側に配慮し出資比率を引き下げたとみられる。

エンブラエルは民営企業だが、ブラジル政府は重要事項に対する拒否権を行使できる「黄金株」を保有。当初、ブラジル政府は軍事機密や雇用の流出を危惧し、ボーイングの買収提案に対し拒否する意向を示唆していた。ボーイングは軍事部門を統合に含めない現行案を提示するなど、譲歩する姿勢を示していた。

エンブラエルの経営陣は迅速な意思決定を可能にするため、新会社の本社を米国に置く意向を示している。

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