福島氏ら黒い服で抗議 財務次官のセクハラ疑惑
福田淳一財務事務次官のセクハラ疑惑を巡り、野党は20日、合同ヒアリングを開いた。希望の党の柚木道義氏らは福田氏の次官辞任に対し「辞任した後では処分ができない」と繰り返し、早期の処分を要求した。財務省の担当者は「人事権を持つ麻生財務相が判断することだ」と説明するのにとどめた。

野党側は、テレビ朝日の抗議を受けて福田氏への調査を徹底すべきだと主張。財務省側は「処分を前提に事実関係の把握を弁護士に委託している。福田氏の聴取もやってもらう」と応じた。
社民党の福島瑞穂副党首ら野党議員はヒアリングの冒頭、欧米で広がった性被害告発の運動にならって「#Me Too」(「私も」の意)と書かれたプラカードを掲げた。福島氏ら女性議員数人は黒い服で抗議の意思を示した。〔共同〕