2019年5月21日(火)

ベトナムIT大手FPT、ダナンをスマート都市に

2018/4/20 23:00
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【ハノイ=富山篤】ベトナムのIT(情報技術)最大手、FPTは同国第3の都市、ダナンをスマートシティー(環境配慮型都市)にする事業を始める。ITを使い、交通、農業、医療、エネルギーなど幅広い分野で効率化を進める。同市は国際会議の開催地やリゾート地として知名度が上がっており、事業が順調なら海外を含め、同様の受注をできる可能性が高まる。

FPTとダナン市人民委員会がこのほど、覚書を結んだ。FPTは2018~19年に66万4000ドル(約7100万円)を投じて実証実験を行い、20年にスマートシティーとして様々な業務を始める。

交通量をリアルタイムで調べ、渋滞が起きないように信号を操作したり、患者の情報を電子カルテで共有したり、ITで生育状況を管理するスマート農業などを実施したりする。津波、洪水など自然災害にも迅速に対応できるようにする。

FPTは16年、ダナンに1万人のエンジニアが常駐するIT拠点を開設した。ハノイ、ホーチミン市に比べ人件費が安く、理系の大学が多いことから優秀な人材を確保しやすい。日本、欧米などの関連産業も集積し始めており、IT都市としても注目されつつある。

同社のチュオン・ザー・ビン会長は「(あらゆるモノがネットにつながる)IoTが成長のカギを握る」と話しており、街ごとIT化するスマートシティーはIoT事業を拡大するうえで大きな意味を持つ。

ベトナムではハノイでも住友商事三菱重工業、経済産業省など日本の官民が23年までにスマートシティーを完成させる計画を進めているほか、ホーチミン市ではシンガポールの不動産大手、ケッペル・ランドが市と協力してスマートシティー化を進めている。

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