2019年6月24日(月)

G20開幕、米中貿易摩擦の影響議論
日銀総裁「保護主義はリスク」

2018/4/20 5:24 (2018/4/20 12:40更新)
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【ワシントン=後藤達也】20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が19日午後(日本時間20日午前)、米ワシントンで開幕した。トランプ米政権が保護主義的な動きを強める中、米中貿易摩擦などが世界経済に与える影響を議論。シリアや北朝鮮情勢など地政学リスクへの対応も議題になる。

G20開幕を前に記者会見する日銀の黒田総裁(19日、ワシントン)=共同

G20開幕を前に記者会見する日銀の黒田総裁(19日、ワシントン)=共同

会議は20日までの2日間で、日本からは麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席。前回会合から日が浅く、共同声明は採択しない見通し。麻生財務相と黒田総裁は会議終了後に記者会見する。

麻生財務相は19日の会合の冒頭に「内向きの政策はどの国の利益にもならない。報復行為は金融市場の混乱も招く」と語り、最近の米中貿易摩擦に懸念を示した。貿易不均衡については「2国間ではなく多国間で解決すべきだ」と訴えた。

黒田総裁は19日の会合に先立ち「保護主義は非常に好ましくない」と記者団に語った。世界経済は順調に成長しているとの認識の上で、保護主義を「目の前にあるリスク」として会議で訴える考えを示した。

国際通貨基金(IMF)も17日発表した最新の経済見通しで、景気の現状は強いと判断しつつも「先行きのリスクは明らかに下方に傾いている」と警鐘を鳴らしている。

3月にアルゼンチンで開いた前回会合では保護主義に対抗する姿勢を再確認した。ただその後も米中の摩擦が強まり、G20では各国が自由貿易の重要性をいかに共有できるかが焦点となる。

シリアを巡る米国とロシアの対立、北朝鮮と米国の首脳会談などの行方は不安定要素となり、会合で地政学リスクへの懸念が相次ぐ見通しだ。

G20会議のほか、各国要人との個別の会談も数多く開かれる。麻生財務相はムニューシン米財務長官との面談も調整している。

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