2019年5月25日(土)

性別欄廃止も 千葉県の自治体、LGBT配慮広がる

2018/4/18 23:00
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千葉県内の自治体で、LGBTなど性的少数者に配慮した対応が広がっている。千葉市は市職員など向けのガイドラインを作り、柏市の公立中学校は男女どちらでもズボンかスカートを選べる制服を新たに導入した。行政や教育機関で性的少数者への対応が浸透することで、社会全体の理解が深まる効果が期待される。

千葉市は職員の窓口対応法などをガイドラインにまとめた

千葉市は職員の窓口対応法などをガイドラインにまとめた

千葉市は12日に「LGBTを知りサポートするためのガイドライン」をホームページで公開した。2020年東京五輪・パラリンピックで市内にはレスリングや車いすフェンシングなどの競技会場が設けられる。14年の五輪憲章の改正で「性的指向による差別禁止」が盛り込まれたことを踏まえて、会場都市にふさわしい配慮ができるようにする狙いだ。

ガイドラインは市職員や教職員が対象。LGBTなどに関する基礎知識や、窓口や電話での対応の方法、公的証明書類の性別欄の取り扱いなどを説明している。市は職員の研修でもガイドラインを用いて、実際の業務で対応できるようにする。

性的少数者に配慮する狙いで学校の制服を新たに導入したのは、千葉県柏市の市立柏の葉中学校。4月の開校に合わせて、男女とも上着はブレザーで統一したほか、男女どちらでもネクタイかリボン、スカートかスラックスを選べる制服を採用した。

市教育委員会によると、柏の葉中を除く市内20の公立中学校の制服は基本的に男子は詰め襟の学生服、女子はセーラー服だ。昨秋に市教委や小学校の関係者などによる会合を開いた際に出された「性的少数者らに可能な限り配慮した制服がいい」との見解を踏まえて、新しい制服を導入した。

東金市では17年4月から、印鑑登録証明書など55種類の公的な申請書で性別記入欄を削除している。市の担当者によると「現時点で削除に伴って実務上も問題は生じていない」という。

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