弘前大と花王、健康診断の進化へ共同研究

2018/4/18 22:24
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弘前大学COI研究推進機構と花王は、健康増進を図るために健康診断を進化させる共同研究を始めた。一般的に企業や学校・団体などでの健康診断の検査項目にない「歩行検査」「内臓脂肪測定」を導入する利点を実証して広げていく。青森県弘前市のタクシー大手、北星交通が協力し定期健康診断でデータの収集を始めた。

歩行検査は花王の「歩行支援システム」を使う。圧力センサー付きシートの上を2~3メートル歩き、左右それぞれの足にかかる力を測る。歩くバランスを改善する助言ができる。歩行の速度と量が分かる歩行計を3カ月間付けてもらい、そのデータも収集する。

内臓脂肪測定は花王とパナソニックが共同開発した測定器を使う。へその上に測定ベルトを巻き、男女別のボタンを押してから開始ボタンを押すだけで数値が出る。

花王は「歩行のバランスが悪いと将来、腰痛になる可能性が大きい。内臓脂肪の数値からは生活習慣のアドバイスができる」と説明する。

COI研究推進機構リーダーの中路重之特任教授は「健康は自分で勝ち取るもの。その点からも職場での健康作りはとても大事だ」と話す。

北星交通は社員が約230人。青森県の「短命県返上活動」に呼応し2015年に企業の「健康宣言」をして社員の健康増進に力を入れている。

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