2019年4月22日(月)

中国、台湾海峡で軍事演習 米台接近をけん制

2018/4/18 18:17
保存
共有
印刷
その他

【台北=伊原健作】中国軍が18日、台湾海峡で実弾演習を行ったもようだ。複数の台湾メディアが中国福建省沿海で「演習の銃声や砲撃音が聞こえた」などと報じた。台湾独立を志向する民主進歩党(民進党)の蔡英文政権への威嚇と、貿易交渉に絡み台湾に接近する米トランプ政権をけん制する狙いとみられる。

中国側が18日に演習を行うと予告していた。台湾メディアによると、中国で対台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室(国台弁)の劉結一主任(閣僚級)は16日、台湾独立を進める民進党政権が中台の平和発展を破壊していると批判。演習を「祖国の主権と領土を守るためだ」と位置づけた。

直近では中国の神経を逆なでする事案が相次いだ。米国では3月に台湾との高官の往来を促進する「台湾旅行法」が成立。台湾では次期総統候補とされる頼清徳・行政院長(首相)が4月、「台湾は既に独立主権国家だ」などと繰り返し発言。中国国台弁の劉主任は「彼こそが台湾独立派だ!」と名指しで批判した。

台湾の行政院(内閣)の徐国勇報道官は18日、「演習は定例で規模も非常に小さい」と述べた。「大陸(中国)はわざと大げさに見せようとしており、台湾がつきあう必要はない」と人々に動揺しないよう呼びかけた。

台湾側は13日に北東部で海上軍事演習を実施。蔡総統は中台の現状維持を掲げ独立志向を封印。中国側に低姿勢をとってきたが、圧力は強まるばかりで対話の糸口が見いだせない。中国への対抗姿勢がにじむ場面も増えており、中台が緊張する兆しが強まっている。

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報