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3歳クラシックで新種牡馬旋風 高水準の争い
産駒のさらなる活躍に期待

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2018/4/21 6:30
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3歳クラシック戦線で新種牡馬旋風が吹き荒れている。牝馬クラシックの第1弾、桜花賞(8日、G1、阪神芝1600メートル)ではロードカナロア産駒のアーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎)が1分33秒1という桜花賞史上、最速のタイムを記録する圧勝。3歳三冠の1冠目である皐月賞(15日、G1、中山芝2000メートル)では、オルフェーヴル産駒のエポカドーロ(牡、栗東・藤原英昭厩舎)が2着に2馬身差をつけて勝った。その年の3歳世代が初年度産駒という種牡馬の子が桜花賞と皐月賞を連勝するのは1993年(桜花賞がトニービン産駒のベガ、皐月賞がリヴリア産駒のナリタタイシン)以来。ロードカナロアとオルフェーヴルの両雄が、高水準の争いを繰り広げている。

桜花賞はロードカナロア産駒のアーモンドアイ(右端)とオルフェーヴル産駒のラッキーライラック(右から2頭目)が1、2着を占めた(8日、阪神競馬場)=共同

桜花賞はロードカナロア産駒のアーモンドアイ(右端)とオルフェーヴル産駒のラッキーライラック(右から2頭目)が1、2着を占めた(8日、阪神競馬場)=共同

「瞬発力がアンビリーバブルだった。トリプルクラウンも考えられる」。桜花賞のレース後、アーモンドアイに騎乗したクリストフ・ルメールが興奮気味に同馬を絶賛した。国内外の名馬の背を知る名手をうならせるほど、アーモンドアイの桜花賞の勝ち方は圧巻だった。17頭中の16番手を追走し、最後の直線だけで前にいた馬をごぼう抜き。先頭に立った後は流す余裕さえみせた。最後の600メートルは出走馬中最速の33秒2。2番目に速い馬よりも1秒も速い破格のタイムだった。2着のラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)は2歳時に阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を勝った実力馬だが、これを全く寄せ付けなかった。ラッキーライラックはオルフェーヴル産駒。新種牡馬の子が1、2着を占めた。

一方、皐月賞のエポカドーロは先行馬3頭が引き離す展開の4番手という、絶好の位置からレースを進め、最後の直線で抜け出してきた。2歳王者のダノンプレミアム(牡、栗東・中内田充正厩舎)が出走を回避したことに加え、雨の影響でやや重馬場になるなど、展開面以外にも恵まれた点があったのは否めない。とはいえ、騎乗した戸崎圭太が「乗りやすい」と語ったように、長所は発揮できた。

優等生とやんちゃ、好対照

初年度産駒から好成績を残すロードカナロアとオルフェーヴルは現在10歳と同い年。ロードカナロアは現役時代、短距離のレベルが高い香港のG1、香港スプリントを連覇(2012、13年)するなど、国内外で1200~1600メートルのG1で6勝を挙げた。19戦して全て3着以内と安定感も抜群。短距離馬でも折り合い面の心配がない「優等生」という印象だった。

対照的にオルフェーヴルはやんちゃな馬だった。11年の菊花賞(G1)で三冠を達成した直後に騎手を振り落とし、12年の阪神大賞典(G2)ではレース途中に逸走した。2着に8馬身差をつけて勝ち、引退を飾った13年の有馬記念(G1)のように強さは圧倒的。世界最高峰のレースの1つ、仏・凱旋門賞(同)で12、13年と2年続けて2着に入るなど、国外でも活躍したが、その強さの裏には「降りるまで油断できない」(主戦騎手の池添謙一)という危うさをはらんでいた。

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