2019年7月24日(水)

動機に謎、直前トラブルなし 滋賀の交番射殺事件

2018/4/17 19:57
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滋賀県彦根市の交番で上司の井本光巡査部長(41)を射殺したとして、巡査(19)が殺人容疑で逮捕された事件は18日で発生から1週間。巡査は「怒鳴られたからやった」と供述しているが、2人は3月下旬に共に配属され、直前に目立ったトラブルは見当たらない。動機や経緯には謎が依然多い。

県警によると、事件は11日午後7時45分ごろ、彦根市南川瀬町の河瀬駅前交番で発生。井本巡査部長は背後から頭部、背中の順に2発撃たれ、即死状態だった。

滋賀県愛荘町でのパトカーの物損事故をきっかけに事件が発覚し、県警は12日未明、同町の線路上で巡査の身柄を確保、同日午前5時半ごろ逮捕した。指導役の井本巡査部長に不満を持ち「怒鳴られたからやった」と供述したという。

しかし、交番内の防犯カメラ映像には、事件直前、2人がそれぞれ弁当を食べる姿などが写っている一方、巡査が罵倒されるような様子はなかった。

捜査関係者によると、井本巡査部長は書類の書き直しを何度も指導したといい、巡査は「厳しかったが、きちんと指導してくれた」とも供述している。

2人は3月26日に赴任。24時間勤務が原則3日に1回あり、2回連続で一緒の勤務だった。短期間で不満を募らせた可能性があるが、県警幹部は「ずっと一緒にいることは、確かにストレスだが……」と首をかしげる。

コンビニATMで現金を引き出したり、全地球測位システム(GPS)搭載の無線機が付いた防護服を脱ぎ捨てたりと逃走の意図がうかがえる一方、事故現場から確保場所まで近距離の範囲に約5時間いたとみられることなど不明な点は多い。

捜査幹部は「動機の解明には時間がかかる。捜査を進めても、ふに落ちない」と漏らした。〔共同〕

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