2018年9月23日(日)

南亜科技の純利益2.2倍 1~3月、サーバー向けDRAM好調

2018/4/17 20:30
保存
共有
印刷
その他

 【台北=伊原健作】半導体メモリーDRAM大手、台湾の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が17日に発表した2018年1~3月期連結決算は、純利益が前年同期の約2.2倍となる72億台湾ドル(約260億円)だった。企業でビッグデータや人工知能(AI)の活用が広がり、サーバー向け需要が拡大。供給不足による価格高騰が強い追い風になっている。

 「今はスマートフォン(スマホ)より成長力が大きい」。17日、新北市で開いた決算会見で李培瑛・総経理(社長)は満面の笑みでサーバー向けの伸びを強調した。

 売上高は187億台湾ドルと54%増加した。17年後半には一時伸びが鈍ったが、再び勢いを取り戻した。足元では「注文に対して生産が追いつかない状況だ」(李氏)という。

 DRAMはデータを一時保存して高速で出し入れする機能を持ち、多様な電子機器に搭載されている。単価の高騰で採算性も高まり、18年1~3月期の売上高粗利益率は約52%と過去最高を更新した。

 一方で「10~12月期は韓国勢の増産の影響が出るかもしれない」(李氏)と警戒している。DRAMは韓国サムスン電子、韓国SKハイニックス、米マイクロン・テクノロジーの上位3社で9割を占める寡占市場となっている。各社の増産で市況が崩れれば、シェアが3%程度にとどまる南亜は打撃を受けるのが確実だ。

 同社は好況下で家電や車載関連などの小口需要を開拓し、収益の安定性を高めたい考えだ。

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報