財務次官セクハラ疑惑 財務省対応に政府・与党も批判

2018/4/17 23:10
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週刊誌が報じた財務省の福田淳一事務次官の女性記者へのセクハラ疑惑を巡り、閣僚や与党幹部から17日、財務省の対応への批判が相次いだ。麻生太郎財務相は記者会見で、事実の解明に向けて報道各社の女性記者に協力を求める考えを強調したが、野田聖子総務相らは調査手法に「違和感がある」と指摘した。

財務省はセクハラ疑惑に関し、福田氏本人への聞き取り調査などからセクハラの事実はなかったとする調査結果を16日に公表した。セクハラの認定には福田氏の言い分だけではなく、女性記者らの話も聞く必要があると主張。報道各社に情報提供を呼び掛ける異例の対応を取った。

これに対し、野田氏は17日の閣議後の記者会見で「被害者の立場に立てば高いハードルだ。セクハラ被害者は家族にも相談できないのが現実だ」と強調した。麻生氏と菅義偉官房長官に会い、慎重な対応を要請した。自民党の橋本聖子参院議員会長も党役員連絡会で「国民の感覚とずれている。襟を正してほしい」と批判した。

自民党の二階俊博幹事長は財務省の説明について「国会審議の重要なことを進めていかないといけない最中に、弁解に終始することは大いに反省してもらいたい」と苦言。公明党の石田祝稔政調会長も「ちょっと違和感がある」と述べた。

麻生氏は17日の記者会見で「状況が分かるように(女性が)出てこないとどうしようもない」と述べ、財務省の対応の正当性を強調した。

立憲民主、希望、民進など野党各党が17日に開いた国会対策委員長会談では、麻生氏に任命責任があるとして辞任を求める意見が相次いだ。立憲民主党の辻元清美国対委員長は会談後、記者団に「麻生氏の身を守るためにセクハラ問題を曖昧にしようとしている。普通なら文書改ざんだけでも辞任だ」と批判した。

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