2018年7月22日(日)

児童福祉施設の子供の性被害、実態調査へ 厚労省

2018/4/17 17:20
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 児童福祉施設に入所する子供の間で起きた性的な問題や暴力行為について、厚生労働省が実態調査に乗り出す方針を固めたことが17日までに分かった。施設職員らによる子供への虐待行為は都道府県への報告義務があり、公表もされているが、子供同士で起きた問題に関してはなかった。

 厚労省は2018年度中に調査を実施する方向で調整。確認された性被害や暴力行為の報告を都道府県に義務付けることや件数の公表も検討する。独自に調査している県もあるが、全国的なものはなく、被害を受けた子供の保護者らから、実態を把握するよう求める声が上がっていた。

 三重県には約20の児童福祉施設があり、現在親の虐待などを理由に約700人が施設で生活。県は施設で起きた性的問題を調査しており、08~16年度に計111件の問題行動を確認、被害者と加害者は合計で274人だった。

 また市民団体「みえ施設内暴力と性暴力をなくす会」(同県名張市)が県に情報公開請求、開示されたデータによると、08~12年度に確認した問題行動は144人で計51件。キスをしたり、性器を触ったりしたほか、性交をしていたケースもあった。

 会を立ち上げた名張市の自営業、春日水鳥さん(42)は「国は早急に実態調査に取り組み、これ以上被害が広がらないように対策を考えてほしい」と話している。〔共同〕

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