2018年4月22日(日)

VW・ベンツ・BMW、 1~3月の世界販売過去最高

自動車・機械
ヨーロッパ
2018/4/17 16:59
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 【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)などドイツ自動車大手3社が16日までに発表した1~3月の世界販売台数は、各社で過去最高となった。VWは3月単月だけで100万台超の新車を販売。3社とも高級車市場が拡大する中国の伸びが大きかった。米中などの貿易摩擦の影響が懸念されるものの、足元では好調を維持している。

 VWが16日に発表した1~3月の新車販売台数は前年同月比7%増の267万台だった。主力のVW乗用車ブランドだけでなく、傘下の独アウディや独ポルシェも過去最高を更新した。

 すべての主要地域で前年比でプラスを達成。なかでも中国は同13%増えた。小型セダン「ジェッタ」や多目的スポーツ車(SUV)「テラモント」が好調だった。課題だった北米も10%増だった。

 独ダイムラーの高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」は59万台と6%増えた。北米は微減だったものの、中国が17%増と大きく伸びた。全体の増加分の7割を中国が占めている。フランスやスペイン、インドやタイでも過去最高だった。

 車種別では「GLC」などのSUVが貢献した。SUVの販売台数は前年同期比13%増えた。

 独BMW(ミニを含む)は3%増の60万台だった。中国が7%増えたほか、米州は4%伸びた。電気自動車(EV)「i3」などの電動車両は38%増だった。

 中国の成長を取り込み順風満帆に見えるが、不安材料も横たわる。米国が約1300品目の中国製品に追加関税を課す方針を表明。報復として中国は4日、米国製の自動車や飛行機など500億ドル相当の輸入品に関税をかける方針を打ち出した。

 BMWとダイムラーは米国で生産するSUVを中国に輸出し、全米で1位と2位の自動車輸出企業となっている。報復措置が発動されれば売れ筋のSUVの価格上昇につながり、販売にブレーキがかかる恐れがある。

 米財務省が6日に発表したロシア企業への制裁も、独自動車大手に影響する。VWは制裁対象のロシアの商用車大手GAZと提携し、現地でVW車を生産している。影響は見通しにくいが、市場が持ち直すなかで痛手となる可能性がある。

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