2018年10月17日(水)

商業施設の清掃、AIロボにお任せ 三井不動産が導入

AI
2018/4/17 13:25
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三井不動産は17日、グループで運営する大型商業施設「ダイバーシティ東京 プラザ」(東京・江東)に清掃ロボットを導入したと発表した。筑波大発スタートアップ企業のサイバーダインが開発した。人工知能(AI)を搭載し、自律走行する。清掃員不足を補う狙いだ。「ららぽーと」など他のグループ施設にも広げる。

清掃ロボットはサイバーダインが開発した

国内の大型商業施設で清掃ロボットが導入されるのは初めてという。同日、お台場にある同施設でロボットが稼働する様子を報道陣に公開した。

清掃ロボット「CL02(シーエルゼロツー)」は箱形(高さ47センチメートル、奥行き62センチメートル、横幅48センチメートル)で、床の細かいゴミを吸い込む。タイヤが付いており、「清掃しています。注意してください」と声を発しながら動き回る。閉店後の夜間に使用する。

商業施設は廊下が曲がっているなど造りが複雑で、障害物と認識しにくい透明なガラス壁も多い。従来型の清掃ロボットでは対応が難しかった。

今回のロボットは独自の3次元カメラやセンサーを搭載して障害物を立体的に検知、位置も把握して衝突を避ける。磁気テープなどによる誘導も必要ない。あらかじめ経路を指定できるほか、区域だけ設定すれば自動で経路を作る機能もある。

清掃後はチリが多い場所を接続した画面上に図示。担当者に完了を知らせる電子メールも送る。

まず3~5階のカーペット床の清掃に使い、約3千平方メートルを4時間で清掃する。同じ時間かけ、人が運転する搭乗式清掃機でしていた作業を任せる。通路の隅などの清掃は人がするため、単純に人を減らせるわけではないが「ロボット稼働中は人は別の作業ができ、業務効率が上がる。作業の質のばらつきもなくせる」(三井不動産商業マネジメントの安藤誠氏)。

サイバーダインは貸し出しで提供しており、3年契約なら1台あたり月額12万円となる。

三井不動産は2018年度中に全国のららぽーとなどにも順次、導入していく。

複合施設の東京ミッドタウン日比谷(東京・千代田)のオフィス部分では別の清掃ロボットを導入済みで施設管理の効率化を進めている。

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