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北越コーポ、紙容器飲料に商機 充填機セット販売で顧客つなぎ留め

製紙大手の北越コーポレーションが紙容器入り飲料を充填する専用装置の販売に参入する。かねて手掛ける紙容器とのセットで飲料メーカーに売り込み、紙の需要をつなぎ留める狙いだ。紙容器のシェアで上位の日本テトラパック(東京・千代田)や日本製紙も同様のスタイルを導入しており、製紙市場が頭打ちとなるなか陣取り合戦が熱を帯びそうだ。

北越コーポレーション子会社のビーエフ&パッケージ(東京・中央)が16日、提携するイタリア社の機械を飲料メーカーや報道陣に初めて公開した。機械のサイズが競合他社の充填機より小型で、工場内に設置しやすく、販売価格も割安な点をアピールしたいという。

ビーエフ社は従来も紙容器を販売していたが、充填機の取り扱いは初めて。ペットボトルなどに比べて「環境に優しい利点から紙容器の国内市場は堅調に伸びていく」(ビーエフ社の川口稔執行役員)とみている。飲料メーカー向けに、初年度3台の販売をめざす。

ビーエフ社は2017年12月、三菱商事子会社の紙販売会社・三菱商事パッケージング(東京・中央)と組み、飲料用紙容器イタリア大手のIPIと、国内の独占契約を結んだ。IPIは世界で充填機を400台以上販売した実績がある。

充填機は高さが約3.5メートル、奥行きが1.8メートル、幅が3.3メートル。「高さが5メートルほどある競合他社の充填機よりも小型」(三菱商事パッケージング)という。一方、飲料を充填・生産する速度は他社製品よりも劣っており、飲料の大量生産で導入する場合の競合品と比べたデメリットをどうほかのサービスで埋め合わせるかが今後の課題だ。

今回の機械では100ミリリットルから1千ミリリットルまでの紙容器入り飲料をつくれる。無菌処理することで保存期間を長くできる。日本で販売量が増えつつある開封キャップがついた製品も製造できる。

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