2019年5月26日(日)

シリア首都近郊で爆発音、化学兵器施設など攻撃か

2018/4/14 10:46 (2018/4/14 13:29更新)
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【カイロ=飛田雅則】14日未明、シリアの首都ダマスカスの近郊などで爆発音があったもようだ。米国や英国、フランスがシリア軍施設を攻撃したとみられる。アサド政権はこれまで化学兵器使用疑惑を否定しており、米国などの攻撃についてシリアの国営テレビは「国際法違反だ」と批判した。

米軍のミサイル攻撃が始まったシリア首都・ダマスカス上空(14日)=AP

米軍のミサイル攻撃が始まったシリア首都・ダマスカス上空(14日)=AP

AFP通信はダマスカス近郊で爆発音があり、煙が立ちこめているとの目撃者の証言を伝えた。地中海沖の艦船からのミサイル攻撃だけでなく、爆撃機が中部ホムス近郊の軍施設に空爆したとみられる。施設には化学兵器が貯蔵されていた疑惑がある。

米軍などの攻撃による死傷者は明らかになっていない。シリアの国営メディアは「ホムス近郊で3人の民間人が負傷した」と報じた。

アサド政権側の高官はロイター通信に対し、米英仏による攻撃で発射されたミサイルは約30発で、このうち3分の1を迎撃したと説明した。今回の攻撃については事前にロシアから情報を得ており、数日前に攻撃対象の軍基地から人員を避難させたとも明かした。

アサド政権は化学兵器の使用疑惑について「シリアを標的にするための薄弱な論拠」と否定してきた。同政権を支援するロシアは最新鋭の地対空ミサイルシステムをシリアに配備する。ロシアの駐レバノン大使は「米国のミサイルを撃ち落とす。発射元さえも」と米国をけん制していた。

同様にアサド政権側に立つイランの最高指導者の顧問は「どんな外国からの攻撃からもシリアを守る」と警告していた。ロシアやイランにも被害が出た場合、両国による反撃を引き起こす可能性がある。

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