2019年9月23日(月)

市民参加の「大雪山大学」 北海道上川町、食で講座

2018/4/14 8:36
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北海道・大雪山系の麓にある上川町が、町おこしの一環として市民参加型の講座「大雪山大学」に2017年8月から取り組んでいる。農協や商工会が企画に携わり、地元食材を使って地酒に合うメニューを考えたり、ご当地ラーメンにアイヌ民族の食文化を採り入れたりして、新たな地域の魅力を創り出そうとしている。

「大雪山大学」のラーメンの試食会に参加したフランス料理のシェフ、三国清三さん(左)(3月、北海道上川町)=共同

3月19日、町内のラーメン店「あさひ食堂」で、新開発ラーメンの試食会が大学の講座として開かれた。食堂店主の鎌田康雄さん(64)が、上川町名物のみそラーメンとアイヌ民族の食事を組み合わせたラーメンを考案。鹿の骨でだしを取ったスープをみそで味付けし、土鍋に盛り付けた。

かつて狩猟や採集で糧を得ていたアイヌ民族は、鹿を大切な食材としており、オハウと呼ばれる汁物にすることもあった。鎌田さんはラーメンを「オハウ風みそ」と名付け、フランス料理の有名シェフ、三国清三さん(63)が講評に加わった。

三国さんが「こってりとした味わいでおいしい。土鍋は見た目にインパクトがある」と話すなど参加者約20人に好評だった。鎌田さんは「苦労したが、喜んでもらえてよかった」と笑顔。町はラーメンの商品化も検討するという。

17年11月には、町内の酒造会社、上川大雪酒造の日本酒と、地元産の豚を使ったパテやアスパラガスを楽しみながら、酒と料理の組み合わせを考える講座が開かれた。東京や大阪などから約40人が参加し、「特産品のそば粉を使った料理も良いのではないか」といった意見が出た。

町の担当者は「特産品を生かしたスイーツの開発なども企画し、町を盛り上げたい」と説明。町内の観光地、層雲峡温泉のホテルで小学生が接客を体験する講座を開くなど、幅広い年齢層が参加できるよう心掛けているという。〔共同〕

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