2018年7月20日(金)

メキシコ大統領、米のTPP復帰検討を歓迎
米州首脳会議始まる

2018/4/14 6:58
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 【リマ=丸山修一】メキシコのペニャニエト大統領は13日、米州首脳会議のために訪問中の南米ペルーの首都リマで米国が環太平洋経済連携協定(TPP)復帰の検討を始めたことに関して歓迎する意向を示した。同行しているグアハルド経済相も「真剣に受け止めたい」として、米国の復帰へ向けた動きを支援する考えを示した。

 ペニャニエト氏は米州首脳会議に合わせて開かれている経営者サミットで記者団に対して「米国にはTPP復帰に向けた扉が開かれている」と話した。ロイター通信が伝えた。ペニャニエト氏は「TPPは貿易を推進するチャンスの窓だ」と強調。米国の復帰に期待をにじませた。

 一方で同じく米州首脳会談に同行するためリマを訪れているロス商務長官は同日、メキシコ、カナダと続けている北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関して、5月の第3週にも基本合意に至るとの見方を示した。メキシコのグアハルド氏も先だって5月第1週までに合意できると話しており、早期合意の機運が高まっている。

 NAFTA再交渉を巡っては2月末にメキシコシティで開かれた第7回会合時点では各国の考え方に隔たりが大きく、基本合意までには相当な時間がかかると見られていた。ただ足元では米国側も一部提案に妥協の姿勢を示すなど、基本合意に向けて急ピッチで交渉が続けられている。

 米州首脳会議は14日まで2日間の日程で開かれる。各国で深刻化する汚職の対策のほか、混迷するベネズエラ情勢への対応も話し合われるとみられる。前回は2015年にパナマで開催され、キューバのカストロ国家評議会議長と当時のオバマ米大統領が歴史的な会談を実現させた。今回、トランプ米大統領はシリア情勢への対応を理由に欠席を表明している。

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