2018年4月25日(水)

千葉県人口、0.16%増の624万人 17年10月時点

南関東・静岡
2018/4/13 23:00
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 総務省が13日発表した2017年の人口推計(10月1日時点)によると、千葉県の人口は624万6000人と前年比で0.16%増えた。4年連続で増えたが、伸び率は前年(0.21%)を下回った。年齢別では、65歳以上の人口増加率が2.2%と都道府県で4番目に高かった。75歳以上の人口が15歳未満を初めて上回り、県内の高齢化が深まっている。

 県人口は東京都心に近い北西部を中心に増加基調が続いている。つくばエクスプレス(TX)沿線や東京湾岸に建設された大型マンションに県外から若いファミリー層が流入し、転入者が転出者を上回る「社会増」の伸びは東京都、埼玉県に続いて3番目に高い。

 県が住民基本台帳を基に集計している市町村別の人口をみると、16~17年(各年10月1日時点)の伸び率が最も高かったのは流山市の2.8%。TX流山おおたかの森駅周辺を中心にマンション開発が引き続き活発で、都内からの移住者が増えている。印西市(2.1%増)や浦安市(0.9%増)、習志野市(0.8%増)の伸びも大きい。

 外国人の人口は10万5000人と前年に比べて6%増加した。ベトナムやネパールなどアジア各国から来日する留学生が増え、外国人人口を押し上げた。県内や東京都内の大学や日本語学校に通いやすいのに加えて、生活費が都内より割安な船橋市や松戸市、柏市に住むケースが目立つ。

 ただ、高齢化の勢いは県全体の伸びを上回るペースで進んでいる。65歳以上の高齢者人口は2.2%増の169万2000人。増加率は全国平均(1.6%)を上回り、沖縄県や宮城県、埼玉県に続く伸び率となった。高齢化率も27.1%と、0.6ポイント上昇した。

 特に75歳以上の人口は前年比5.6%増の79万1000人で、全国(3.4%増)を大きく上回るペースで増加した。一方、15歳未満は75万5000人と前年に比べて0.9%減少。比較可能な06年以降で初めて逆転した。

 人口問題に詳しいちばぎん総合研究所の福田宏治主任研究員は「千葉県は退職を機に都内から移住するケースも多く、高齢化のペースを押し上げている。団塊の世代が年を重ねるのに伴い、都市部でも病床が不足するといった問題が深刻になる」と指摘している。

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