2018年9月24日(月)

コレステロール調節物質の分泌、群馬大が解明

科学&新技術
2018/4/13 22:30
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 群馬大学の研究グループは、コレステロール量を調節する「リポタンパク質」と呼ぶ物質が体内で分泌される仕組みを解明した。脂質異常症などの治療薬開発につながる可能性があるという。

 生体調節研究所の佐藤健教授と三枝慶子研究員らが取り組んだ。リポタンパク質は肝臓や小腸でつくられるが、血中に分泌されるプロセスに不明な点があった。研究では、実験に使った線虫の腸細胞からリポタンパク質が分泌される際に「SFT―4」と呼ばれるタンパク質の分子が関わっていることが判明。人間の体内でも、SFT―4に似たタンパク質が肝細胞内でリポタンパク質の分泌に関与していた。

 リポタンパク質は脂質とタンパク質が結合した物質。血中を循環して脂質を運ぶ。分泌が低下すると脂肪肝や、小腸の脂肪吸収低下の原因となる。逆に血中濃度が高くなりすぎると、動脈硬化などにつながるという。

 SFT―4に似たタンパク質を用いれば、コレステロール量を調節する薬剤を開発できる可能性があるという。研究成果は米国の著名な科学誌にも掲載される。

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