2019年3月24日(日)

シンガポール当局、グラブとウーバーの統合容認

2018/4/13 23:00
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【シンガポール=岩本健太郎】シンガポールの競争当局は13日、配車アプリ大手グラブに東南アジア事業を売却した米ウーバーテクノロジーズが、5月7日に自国で配車サービスを終了すると発表した。グラブに対しては運賃体系の維持や運転手の囲い込み防止などを命令した。競争環境を維持する道筋を付け、グラブとウーバーの統合を事実上、容認した。

グラブとウーバーは3月26日、今月8日までに東南アジア事業を統合すると発表。対象8カ国のうち、ウーバーはすでにタイ、インドネシアなど6カ国でサービスを終了した。しかし、当局が競争法に基づいて統合を審査をしているシンガポールとフィリピンでは営業を続けていた。

シンガポール当局は「ウーバーは5月7日以降にアプリのサービスを延長する義務はない」と説明した。同日までとしたのは、ウーバーの利用者や運転手が他サービスに円滑に移れるようにするためという。グラブの広報担当者も「これ以上の(ウーバーの)サービス延長はない」と述べた。

一方で当局は13日、グラブに対し、ウーバーとの統合前の運賃体系や運転手の手数料比率を維持すること、ウーバーの乗車データを取得しないこと、グラブへの移行は義務ではないと運転手や利用者に伝えることなどを求める命令を出した。

当局はグラブが統合後に巨大なシェアを持つことや新規参入の障壁が高いことを指摘。「オープンで競争のある市場を維持するために必要な措置だ」と説明している。

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