2018年4月24日(火)

都道府県別の借入金利、香川が低く秋田が高い
(データでみる地域)

金融機関
地域総合
2018/4/15 6:00
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 金融機関が企業や個人にお金を貸し出す際の金利は、地域の競争環境などにより大きく異なる。民間調査会社、帝国データバンクが借り手側企業81万社の決算データを基に、2016年度の平均借入金利を都道府県別で算出したところ、最低の香川県と、最も高かった秋田県では0.67%の差が生じた。

 香川県の平均借入金利は1.20%。愛知(1.22%)、和歌山(1.25%)が続いた。一方で金利が高かったのは秋田(1.87%)。沖縄(1.83%)、山形・岩手(1.73%)の順だった。全国平均は1.43%。日銀の低金利政策を背景に9年連続で低下した。

 一般に貸出金利が低くなれば、企業はお金を借りやすくなり、景気を刺激する作用がある。しかし、2008年のリーマン・ショック以後、借り入れに頼らず手元資金を増やす企業が増えた。さらに人口減少で資金ニーズそのものも鈍っており、金融機関の置かれた状況は厳しさを増している。

 香川の金融機関の担当者は、地域特性を「四国の玄関口として大小の金融機関がひしめき合っている」と説明した上で「県内の資金需要は強くない。こうした中では『隣の家電量販店が値引きすれば、対抗値引きする』といったような状況に貸出金利もならざるを得ない」と話す。

 帝国データバンクの担当者は「地域金融は資金利益の減少が続いている。過度な金利競争から脱却することが急務で、今後も動向を見極めていく必要がある」と話している。

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