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山形でITインフラ構築、リングローが廃校舎拠点に

中古パソコン販売のリングロー(東京・豊島)は山形県舟形町の小学校跡の拠点で新事業を始める。無期限保証の中古端末を現地で販売するほか、自治体などからIT(情報技術)インフラの構築を受託する。昨春から現地拠点に常駐した社員が住民にパソコンの使い方を無償で教えるなど交流を続けていた。収益化の手法を確立し、他地域にも広げる。

12日に現地で舟形町とIT事業化計画の発表会を開いた。「長沢集学校」と名付けた学校跡の拠点で新サービス付きの中古端末を同日から発売した。無期限の本体保証や電話サポートを付け、集学校なら対面でも教える。3万円前後の中古端末を初年度千台程度販売する目標を立てている。

また、中古端末を活用し役場や地元企業向けに安価なITインフラ構築を受託するほか、今秋をメドに農薬散布などに使うドローン教室も開始。他にレンタルオフィスなど計5事業を始めて収益につなげる。

昨年4月に集学校を開設し、これまでに延べ3000人が集まる地域の交流拠点になった。ただ、改修に3800万円、人件費などに1000万円をかけており、新事業で利益をあげて2020年度の黒字化を図る。碇敏之社長は「一度、信用を得られると事業を進めやすく、他地域にも広げたい」と説明した。

同社の進出に町議会などでは懐疑的な声もあったというが、森富広町長は「今では安心して迎えており、ITを町の生き残りにも役立てたい」と語った。

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