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千葉の砂浜、今世紀末に大半消える? 温暖化で

21世紀末には千葉県の砂浜の多くが消える?

千葉県はこのほど策定した気候変動対策の取り組み方針で、九十九里浜などで21世紀末(2081~2100年)の砂浜面積が20世紀末に比べて最大で9割縮小する可能性があるとの推計を示した。地球温暖化の影響で気温が上がり、海水面の上昇が懸念されるのが主な要因だ。県は「気候変動への適応を進める必要がある」(環境生活部)と説明している。

環境省や気象庁の研究に基づく気象変動の長期予測をまとめた。温暖化が進むと陸上の氷河や氷床が解けたり、海水が膨張したりして海水面が上昇する。県沿岸に広がる砂浜も広く浸食されるおそれがあり、九十九里浜を含む県東部地域では21世紀末の砂浜面積が20世紀末比で40~90%縮小する可能性があるという。

東京湾内の砂浜も40~80%消失する予測結果があり、観光や防災の面で影響が大きい。県は沿岸の地形変化を継続的に点検し、海岸浸食の予防措置を随時実施する方針。ただ、千葉県は海岸線が長く、実効性のある対応は容易ではなさそうだ。

温暖化は県民の日常生活にも大きな支障を与える。平均気温(銚子市)は最悪の場合で21世紀末にセ氏20度前後となり、20世紀末に比べて5度近く上昇する予想。最高気温が30度を超える真夏日も年間69日と20世紀末の2.4倍に増える可能性がある。

気温の上昇でコメや野菜の品質が低下したり、乳牛の搾乳量が減少したりすれば、農林水産業を中心に地域経済への悪影響も懸念される。県は温暖化の影響を和らげる取り組みとして、高温に強い品種の普及や畜舎の暑さ対策などに力を入れる方針を示している。

都市部の暑さ対策にも取り組む。建築物の緑化を進めるほか、道路に透水性舗装を施すなどして気温上昇に適応した街づくりを進める。クールビズや打ち水の普及にも取り組み「個人のライフスタイルを変える」(同部)ことで、温暖化対策につなげたい考えだ。

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