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手応えも苦渋も… 日本勢それぞれのマスターズ
編集委員 吉良幸雄

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2018/4/12 6:30
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米ツアー5勝の松山英樹(26)に2017年賞金王の宮里優作(37)、16年賞金王の池田勇太(32)、17年賞金ランク2位の小平智(28)――。8日にパトリック・リード(27)のメジャー初制覇で幕を閉じた第82回マスターズ・トーナメント(ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)に、日本勢は11年(松山、池田、石川遼、藤田寛之)以来、史上最多タイとなる4人が出場した。

小平「7割くらいは出せたかな」

華やかな舞台で、妻子ら家族に見守られて戦った彼らの表情は"四者四様"。「ジャパン・カルテット」の中で、明るく軽快な音色を響かせたのは初出場の小平だった。1オーバーの23位で予選を突破し、通算イーブンパーの28位に。4日間のスコアは71、74、71、72。「とりこぼしが多かった。もうちょい、マネジメントや(ショットの)落としどころを把握してやっていたらスコアは変わっていたかも」。60台を一度もマークできなかったのは不満だが「初出場なのでよしとする。(実力の)7割くらいは出せたかな」と及第点をつけた。フェアウエーキープ率は松山と同じランク16位(71.43%)。パーオン率は40位(71.43%)とちょっと悪かったが、パット数は9位(113パット)で、傾斜が強くポテトチップのようにうねるオーガスタの高速グリーンにうまく対応できたといえる。最終日も5番で10メートル、10番でも8メートルのバーディーパットをねじ込んだ。

オーガスタを攻めるにはリスクと報酬が背中合わせ。「いいショットを打ったらバーディー。たとえ120ヤードからでもトリ(プル)やダボにつながる。考えさせられて、ゴルフが楽しい」と小平。選手によって、ドライバーを握らず3番ウッドやアイアンであえて刻んで、第2打でピンに寄せやすいクラブを選ぶなどコースマネジメントは十人十色。小平も日本でプレーするのとは段違いに頭を使ったらしい。昨年末の世界ランクは51位。1月から3月まで海外で戦い、50位以内に入ってぎりぎりで出場切符を手にした。「苦しい思いをしながらいろいろ考えてゴルフをして、むちゃくちゃ成長した」と手応えを口にした。今季の国内ツアーでの目標は賞金王。米ツアーなどに積極的に出場しランク50位以内をキープして、1年後にオーガスタに戻ってくるつもりだ。

今回は昨年12月24日のクリスマスイブに結婚式を挙げた妻の古閑美保プロも同行した。「彼女は新婚旅行のつもり。でも僕は浮ついた気持ちはなかった」。とはいえ、大会前日の「パー3コンテスト」には美保夫人がつなぎ服姿でバッグを担ぎ、最終9番ホールではティーショットを打つなど、二人三脚で「ゴルフの祭典」を楽しんだ。観戦した2008年賞金女王の古閑プロは「智のアイアンはすごい。高い球を打ってピンを攻めていた」とべたぼれ、べた褒めだった。

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